何故今海外なのか。「’海外美容師’という生き方。」その六。
今の日本の理美容業界は厳しい。と言われる。
確かに。
世界がグローバル化の波に乗ってものすごい色んなことが色んな変化をしている真っ只中。
その波は、理美容業界にも来ている。
これまでの理美容業界におけるビジネスモデルは既に崩壊していると言われている。修行して技術身につけてお店構えて一人前、なんていうのが今では通用しない。世界4大都市と言われる都内都内某カリスマ美容師が独立するという一見当たり前過ぎるような事実でさえ、理美容業界のビックニュースとして取り上げられることからも、いかに独立のハードルが昔と比べて上がっているかを物語っている。
少子高齢社会。人口減少。グローバル化。店舗飽和。なり手の減少。労働環境問題。
上記の理美容業界におけるデメリットは、ご来店されるお客様が減る。ご来店されるお客様の年齢層が上がる。高齢の方のご来店が難しくなる。若いお客様が減る。若いスタッフのやりたい技術とお客様のニーズにずれが生じる。やりがいを感じられなくなる。独立が難しい。独立してもお客様が来ない。店舗経営が難しい。労働環境問題。スタッフの確保が難しい。お客様もスタッフも情報収集が簡単に出来るので、悪い口コミやクレームは共有されてしまう。面貸しサロンの台頭で育ったスタッフを定着できない。店舗飽和と競争により他店との差別化が難しくなっている。
など。出来ない理由なんていくらでも見つかる。
どんな事柄にもデメリットがあればメリットも潜んでいる。というのが僕の座右の銘。
ではメリットを考えてみよう。
年齢層の上昇によって訪問理美容、介護理美容サービスなどの新業態の成長が見込める。グローバル化の恩恵で、ブランディングツールがたくさんある。お客様、スタッフとインターネットを通じてダイレクトに発信できる。インターネットを利用して自己ブランディングをすることができる。業界全体のハイクオリティ化によって、どこでもある程度高いスキルを身に付けることができる。ネットを通じてスキル習得できる。無店舗型独立が可能になったため、独立自体の敷居が下がった。個人事業主などの業態では独立していながらもスタッフ間、店舗間交流が用意になった。
メリットはある。世界一の長寿国日本で、1つの仕事だけを生涯全う出来るような人間はほんの一握りだ、とある本に書いてあった。ならば美容師じゃないどんな仕事に就いたってどうせ生涯を約束してくれるわけではないのなら、好きな事をして生きて行こうよ、と思う。これから美容師を目指す人に、僕は手放しにこの仕事を進めたりはしないが、やる気のある人に利点はぜひ提示したい気持ちだ。
この仕事は基本的には好きな髪型、好きな服装、好きなメイクが許される。僕はカッコいい若者に憧れているので、好きな格好をしたい。その点この仕事は自由なので、単純に外見的自己実現の自由がある。
そんなことか、と思うだろうか。僕はこれ、結構大きなポイント。
日本国内に限ってもやり方、生き方は多様化している。
ここで海外を見てみよう。
〜to be continued 〜
ベトナム ハノイ 日系美容室 オーブジャパン
伊藤星太。
「’海外美容師’という生き方。」
AUBE JAPAN hanoi viet nam
HAIR DRESSER Ito Seita
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