海外ではタフなメンタルが必要不可欠。「’海外美容師’という生き方。」その五。
日本人にとっての当たり前は、外国にとっての当たり前では無いというケースは多い。
例えば、チップの文化だったり、バイクに4人乗りしている一家を毎日見たり、車が行き交う大きい道を堂々と歩いて突っ切ったりすることは、ここベトナムでは日常だ。
日本は先進国で、真面目さと言うのが国民性とも言われるほど、シリアスな国だと言われる。
確かに。
日本人は真面目な人が多い。
多分環境も、欧米のように自主性を育むと言うよりも、社会性を身につけることに向いているような環境なんだと思う。いわゆる空気読む、的なことだったり、和を重んじる。
そんな日本人の感性は美しいと思う。
ただ、そんな繊細な感性だけでは海外では苦労することも多いかもしれない。
海外ではいわゆる、日本では少し浮いてる人、くらいな人の方が、空気読めないくらいの人の方が、少し大雑把なくらいの人の方が、生活に馴染めるかもしれない。
つまりタフさ。
肉体的にも精神的にもタフでなければならない。
体調を崩しがちな人は、海外の医療保険や医療環境をしっかりチェックしたり、サポート体制やバックアップがしっかりしているような環境を準備しておくことも大切なことのひとつかもしれない。
そして、メンタル的にもタフであることは、海外生活の大きな助けとなる。
外国人との文化の違い、考え方の違い、価値観の違い。そこをアジャストできずに思い悩んでばかりいては海外は辛いかもしれない。
僕がこの状態を打破するヒントになった言葉がある。バスケ部だった頃のコーチの言葉。
個を活かし、個を結ぶ。
いい言葉だと思う。この言葉を読み解くと、逆説的に、チームワークを高いレベルで機能させるにはまず、個が確立されている事が前提となる。チームありきの個、ではなく、個がまずあって、それからチームなのだ。あなたが自分をまず出さないと、監督はあなたを活かせない。監督が望むプレーヤーになるのではなく、あなたがどういうプレーヤーなのかをまず示すのだ。
大きな日本の会社にこれが必ずしも当てはまるかは分からないが、海外における地域社会ではどうだろうか。
仕事や家庭におけるあなたの身の周りはどうだろうか。
結局はあなたの人生であって、他の誰かのための人生ではない。主観的に考える。と言うよりも主体的に生きる、という生き方がヒントかもしれない。
つまり自分のスタイル。
これを持つことで、周りに振り回されるのではなく、周りと対等に生きていくことができる。
〜to be continued 〜
ベトナム ハノイ 日系美容室 オーブジャパン
伊藤星太。
「’海外美容師’という生き方。」
AUBE JAPAN hanoi viet nam
HAIR DRESSER Ito Seita
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